低血圧(ていけつあつ)

血圧=循環血液量×末梢血管抵抗であり、つまり循環血液量(心臓から拍出される血液量)と全末梢血管抵抗(細い動脈の収縮の程度)に左右されます。

低血圧の基準としてはWHOが収縮期血圧100(mmHg)以下、拡張期血圧60(mmHg)以下を低血圧としています。

低血圧の人が訴える症状は、立ちくらみ、めまいが一番多く、朝起き不良、頭痛・頭重、倦怠感・疲労感、肩こり、動悸、胸痛・胸部圧迫感、失神発作、悪心などの順に起こります。

関連用語⇒高血圧

 

低栄養(ていえいよう)

低栄養は、身体機能、心理的要因、社会的要因などで食事摂取量が減少し体重の減少や近位区量の減少を引き起こす。またエネルギー不足に伴う心身機能の負のスパイラルの原因となる。低栄養⇒運動機能低下⇒食欲低下⇒食事摂取量低下といった負のスパイラルはサルコペニアやフレイルへと繋がるため、運動療法と食事療法の2本柱で改善していく必要がある。

低栄養のリスクには以下のものがあります。

・体重が6か月間に2~3㎏減少または1~6か月間の体重減少率が3%以上。

・BMI(体格指数)は18.5㎏/m2未満が「やせ」の範囲で、18.5未満より下がるほど死亡率が高くなります。

低栄養は特に高齢者に多く「令和元年度 国民健康・栄養調査結果の概要」によると、65歳以上の低栄養傾向の者(BMI≦20㎏/㎡)は、男性12.4%、女性20.7%となっています。

また、85歳以上では、男性17.2%、女性27.9%となりました。すなわち、加齢に伴い低栄養の比率は大きくなると言えます。

また、要介護者においては20~40%、入院中の高齢者においては30~50%の割合で低栄養が見られるといわれています。

⇒関連用語:フレイル サルコペニア オーラルフレイル、摂食嚥下障害

 

電気療法(でんきりょうほう)

電気を身体に流すことで筋スパズムの改善や疼痛緩和、創傷治癒の促進などの効果があります。

電気療法の種類として以下のものがあります。詳しくは⇒こちら

・低周波治療 

・中周波治療

・高周波治療

・干渉波

・微弱電流治療

関連用語⇒物理療法

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