胸横筋の概要
胸横筋は、胸部の筋肉のうち胸壁肋間隙にある胸壁筋のうちの一つであり、胸郭前壁の内面に存在する。腹横筋の一部とみなされ、呼吸筋の一つと考えられている。筋線維と腱線維とよりなる薄い筋。
この筋は全く欠けていることがある。その個々の尖頭は完全に独立していることがあり、この筋は上方には第1肋骨まで、下方には第7肋骨まで達していることがある。
ごくまれに見られる頚横筋は胸骨柄のうしろにあり、正中線で他側の同じ筋と合していて,おそらく胸横筋の最も上方の尖頭とみなされるのであるが、頚横筋はむしろ胸骨甲状筋の変位した部分であるという。
筋肉データ
項目 | 内容 | ||||
神経 | 神経支配:肋間神経(T2~6) | ||||
起始 | 第2~6肋軟骨の内側面 | ||||
停止 | 胸骨体と剣状突起の内側面 | ||||
作用 | 呼気時に肋骨を引き下げる |