臨床推論(りんしょうすいろん)

は正確な情報に基づく科学的な解釈による鑑別と判断の一連の過程である。臨床推論の骨格として以下のものがある。

1.問題解決、目標指向的な思考

2.一般理論を個別の対象者へ適用する実践活動

3.認知・心理的過程

問題解決のために対象者の背景因子や状態を把握し目標を定め、そのために解決すべき目標を定めます。これにより思考は方向性を明確に出来ます。これらの臨床推論の際の認知・心理的過程として、直観的思考(intuitive process) と分析的思考(analytical process)がある。

直観的思考は少ない情報を素早くまとめて、結論を導くパターン認識によってなる。熟練者では、得意領域で的確かつ迅速な鑑別と判断が可能となるが一方、経験が未熟な場合には、認知的バイアスに影響されやすい。いわゆるトップダウン的思考。

分析的思考は網羅的かつ論理的な要素によって分析的に行われる。一定の知識を有する初学から中堅者に用いられ、大きなミスが少ない。時間がかかるために非効率で、豊富な知識が必要となるため負担が大きい場合がある。いわゆるボトムアップ的思考。これらの双方向過程モデルで成立する。

⇒関連用語:認知バイアス・ロジカルシンキング

⇒同意義:クリニカルリーズニング(Clinical Reasoning: CR)

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