コーヒーの健康効果って何があるの?
【覚醒作用】
コーヒーのカフェインには、交感神経を刺激することで覚醒を促す作用があります。
試験前やパソコン業務には必須のアイテムですね。私は毎日飲んでいます(^ω^)
【抗酸化作用による活性酸素の抑制】
コーヒーに含まれるポリフェノールである「クロロゲン酸」には抗酸化作用があります。
呼吸によって代謝されきれなかった余剰な酸素は活性酸素となり細胞を酸化させ傷つけるのですがこの活性酸素を抑制する効果があります。
※活性酸素は名前は善玉のくせに思いっきり悪玉です。細胞を酸化侵襲するので大変危険です。老化に直接的な影響を与えます。
【動脈硬化や心臓病予防】
クロロゲン酸の抗酸化作用には他にも血管の酸化も防ぎますので血管に由来する病気の予防効果もあります。
動脈硬化はLDL(悪玉コレステロール)の酸化が原因で起こるのですがクロロゲン酸の抗酸化作用はLDLが酸化するのを防ぎます。まクロロゲン酸には抗炎症作用もあります。
またカフェインによる交感神経活性と組み合わされることにより血管動態が改善されることで血管の柔軟性を獲得します。それにより動脈硬化や心血管病を予防する効果が期待できるといわれています。
クロロゲン酸は体の中でフェルラ酸という成分に代謝されます。このフェルラ酸は血小板が固まるのを防ぎ、血液をサラサラにしてくれるため、血管が詰まりにくく脳梗塞や心筋梗塞を防いでくれると考えられています。
【なんとガンにも効果があります】
国立がん研究センター予防研究グループは習慣的にコーヒーを飲む人は、心臓病、脳卒中、呼吸器疾患による死亡リスクが低下するという結果を報告しました。
炎症を予防する効果のあるカフェインと酸化を防ぐ効果のあるポリフェノールの相乗効果によると考えられています。
【脂肪燃焼効果でダイエットにも効果的】
クロロゲン酸やカフェインにも脂肪を燃焼促進させる効果があります。また、コーヒーにはこのような直接的な脂肪燃焼効果がありますが、交感神経の活性が日中に起こることで夜は入眠しやすくなります。
睡眠時の成長ホルモン分泌は脂肪燃焼を促進させますので間接的にも効果があります。
【リラックス効果】
コーヒーには適度なリラックス効果があります。カフェインがその効果を発揮するのですが、基本的に副交感神経=リラックスであれば交感神経を興奮させるカフェインになぜリラックス効果があるのでしょうか?
それは人間の神経は適度な緊張がもっとも心地よいからです。コーヒーの香りにはα波を促しリラックスさせる効果あります。ただし過剰な摂取は交感神経を過度に興奮させて睡眠を阻害してしまいます。
1日3~6杯程度が望ましいです。
【糖尿病や認知症の予防にも効果が】
国立国際医療研究センター研究では、コーヒーを毎日3~4杯飲む人は、まったく飲まない人に比べて2型糖尿病になるリスクが男性で17%、女性で38%低いと言われています。
これは糖尿病の原因に肥満があるのですが、肥満体の脂肪細胞にはレジスチンというインシュリンの働きを阻害するホルモンが放出されるためです。
コーヒーによる脂肪燃焼促進効果によってこのレジスチンが出にくくなり糖尿病の予防効果が期待されます。
また、アルツハイマーの予防にも効果があると言われています。アルツハイマーは脳の糖尿病と言われており、ブドウ糖の利用が困難となりケトン体(糖)などが利用されます。
ルーの法則によれば全ての細胞は適度に使えば発達し、過度に使うと故障、炎症し、使わないと萎縮します。
コーヒーのポリフェノール効果や香りが脳実質に影響を与えているということですね。
【呼吸器疾患にも効果的】
コーヒーに含まれるカフェインには交感神経を興奮させる働きがあるのでそれにより気管支が拡張され呼吸がしやすくなります。
特に喘息には効果的ですので1日3杯程度の摂取を試みてみましょう。
【鎮痛作用】
痛み止めに含まれている無水カフェインはそのままカフェインの事でカフェインには疼痛を緩和する作用があります。
迷走神経を刺激して胃酸分泌を増加しますので胃酸過多の方にはすきっ腹に大量のコーヒーはお勧めしませんが頭痛には非常に効果的です。
他にもコーヒーには健康に関するあらゆる機能が備わっていますので積極的に取り入れるようにしましょう。
ブラックコーヒーが最も効果があるのですが苦手な方はコーヒーを苦味調味料として摂取するといいでしょう(*^^)
ここまで読んで下さってありがとうございます(;^ω^)
また健康に関する記事を書きますので読んで下さい