エルゴメータ(えるごめーた;えるごめーたー)

エルゴメータは、自転車こぎ運動をすることで評価をする器具です。自転車エルゴメータの長所は、肥満や膝痛など整形外科的疾患リスクを有する人でも比較的安全に行えることや、転倒の危険性が少ないことが挙げられます。またペダルの重さで負荷を大きくする方法が、1段階負荷法(一定負荷を一定時間運動する)、多段階漸増負荷法(階段状に徐々に負荷が上がる)、直線的漸増負荷法(直線的に負荷が徐々に上がる)の多種類の中から選択することができます。心臓リハビリテーションや呼吸器リハビリにも使用されており、安全に運動を行い中止、終了することも出来るため扱いやすい器具と言える。この場合、耳に心拍数計をセットし、%HRmaxを測定して行う。上肢のエルゴメータも存在しており、他に膝が十分に屈曲できない場合や高すぎて高齢者が乗り込めない場合には低床タイプも存在する。

 

円回内筋(えんかいないきん)

円回内筋は肘関節の屈曲、前腕の回内作用を持つ。

浅頭・上腕骨頭は上腕骨内側上顆、深頭・尺骨頭は尺骨鈎状突起から起こり、2頭は合流して回内筋粗面で停止する。

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遠心性収縮(えんしんせいしゅうしゅく)

筋の起始と停止が遠ざかり筋の全長が伸びながら収縮する様式。

等張性収縮のひとつで、等尺性収縮、求心性収縮よりも大きな力を発揮する。

円背(えんぱい)

一般的に猫背と呼ばれる状態と同じ。脊柱起立筋や多裂筋、腹横筋など体幹を保持する際に使用する筋群が弱化していることや、日常的な姿勢が癖となり円背となる。また、骨性の変性に伴う円背は姿勢を正しても戻らない不可逆性円背である。背景因子としは骨粗鬆症や脊椎圧迫骨折などがある。基本的に高齢者になるほど円背姿勢の比率が多くなることから骨アライメントの退行性変化といえる。高齢者は抗重力筋の弱化や日常的な不良姿勢による筋短縮が生じておりマルアライメントとなりやすい。また重心の位置の変化や関節の変形による運動連鎖により円背は構成される。例えばO脚の場合大腿の外旋と、下腿の内旋に膝の屈曲が入るため骨盤が後傾もしくは後退しやすく、脊椎は円背となる。これは相互に影響しあう。

⇒関連用語:亀背、不良姿勢

 

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