社会に出れば結果が重視されます。金銭を対価に仕事しているので結果が要求されるのは当然です。
ですがここで大切なのはどうやって結果を出したかです。
結果を出すのは当然必要ですが、どうやって出すかがポイントです。
結果だけを重視して経過を疎かにすれば、どんなズルい方法や悪どい方法でも結果は出せるかもしれません。しかし、それでは再現性はありません。
社会に出れば結果は入試のテストと違い一回じゃなくて何回も出し続けなければいけません。
そのため再現性を持っていて初めて結果とも言えます。
結果重視よりもプロセス重視の方が重要だと言われることもありますが、勘違いしてはいけないのがあくまで結果を出すためのプロセスだという事です。
ハーバード大学でも結果を褒めた場合は『満点取れて凄いね‼』と言うと、点数が取れたことで褒められたので点数が取れる教科や分野にしか挑戦しなくなったとのことです。
より困難に挑戦した生徒は努力に焦点をあてて承認した方法でした。
『凄く頑張ってチャレンジしたね』と言うとチャレンジしたことや頑張ったことが認められたので、もっと頑張るようになったという事です。
つまりは急がば回れ
結果を出すために経過(プロセス)もこだわるのです。
しかもそのプロセスとはどんなプロセスであるべきでしょうか?
この図では少し解釈が大切になります。
勝利を目指すのは何も悪い事ではありません。
ただし結果は相手に勝利するための外に向けたものと、成長という内に向けたもので経過が異なります。
勝利は必ずしも得られるかは分かりません。
相手も努力しますからね。
ただし、自分の成長に目を向ければ必ず昨日よりも今日は成長しているはずです。
また、勝利は相手がいることなので必ずしも自己の成長を必要としていない点も違いますよね。
要は相手が失敗すれば勝てるので心理戦や相手をだますこともあるでしょう。
しかし、再現性はどうでしょうか?同じ手が何度も使えるほど勝負の世界も甘くは無いでしょう。
自己の成長はより大きなステージへのステップアップや成功の再現性を高めます。
つまりは結果を出すために経過に拘らなくてはいけないという事ですね。