腹横筋
transversus abdominis
(トランスヴァーサス アブドミニス)

腹横筋の概要

内腹斜筋に覆われ腹側の筋では最も深層にある筋であり、内臓を収める腹腔の内部を圧迫しお腹をへこませる働きがある。呼気の主力筋であり、横隔膜と拮抗筋に働き脊柱の動きには関与しない。

腹式呼吸で息を吐く際に使われる筋であり、腹圧を高めることで排便や分娩を補助する。横隔膜と同時に働くことで腹圧を高め脊柱を安定化させる働きもある。

 

筋肉データ

項目 内容
神経 神経支配:肋間神経(胸腹神経および肋下神経)(T10~12)、腸骨下腹神経(L1)腸骨鼠径神経
起始 ①第7~12肋軟骨の内面、胸腰筋膜の深葉②鼠径靭帯、腸骨稜の内唇、上前腸骨棘
停止 剣状突起、白線、恥骨(恥骨結節、恥骨櫛)
作用 下位肋骨を下に引き腹腔内圧を拡大

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