短回旋筋の概要
回旋筋の起始は多裂筋の深層にあって11対の小さな筋を作る、各々は1個の胸椎横突起からそれぞれ起こっている。停止は起始の椎骨の直上の椎骨の椎弓板。機能として脊柱回旋の補助。神経支配は胸神経の後枝。動脈は後肋間動脈の筋枝。体節性の回旋筋は多裂筋に被われ、横突棘筋系の最深部を形成している。
脊柱まわりで最も深層にある筋であり、短回旋筋と長回旋筋からなり筋名の通り体幹の回旋に働く。腰椎から頸椎にかけてノコギリ歯のような筋束が連なり椎骨一つ一つに回旋力を与える。
左右両側の筋が共に収縮することで脊柱を引き付けることで安定させるため姿勢保持に働く。
筋肉データ
項目 | 内容 | ||||
神経 | 神経支配:脊髄神経の後枝(C2~T10) | ||||
起始 | 環椎以外の椎骨の横突起 | ||||
停止 | 筋に隣接する椎骨の内上位の棘突起基部に付着。1つ上位の椎骨の棘突起に停止する | ||||
作用 | 脊柱の回旋 |