アウトカム(あうとかむ)

帰結や結果、成果という意味で用いられる。病院機能評価などで用いられ加算や基本報酬にも直結する。加算はこのように構造(ストラクチャー)行為(プロセス)結果(アウトカム)の加算がある。

他にも疾患の場合は検査値の改善度や合併症の発生率、再発率や死亡率など、治療や予防による臨床上の成果を指す。 クリティカルパス(クリニカルパス)のなかで設定される目標もアウトカムと呼ぶ。

アキレス腱(あきれすけん)

アキレス腱は踵骨腱とも言い、腓腹筋・ヒラメ筋をかかとの骨にある踵骨隆起に付着させる腱。ヒトのアキレス腱は下腿三頭筋が踵骨に付着した部分で、長さ約15cmの固い索状の人体のなかで最大かつ最も強い腱といわれている。ふくらはぎにある下腿三頭筋のうち、腓腹筋は内側頭と外側頭の二頭に分かれ、上部が大腿骨の下端に接続している一方、下部は腓腹筋の下層にあるヒラメ筋と合流してふくらはぎの半ばでアキレス腱を形成し、踵骨に接続している。

アキレス腱は下腿三頭筋の収縮力を伝達する腱のため機能としては、足関節の底屈作用であり、歩行時やジャンプの際に働く。また着地する足尖部を地面に踏み込ませるなど重要な機能を果たしている。

ジャンプの力をこめて踏ん張るなど瞬間的に大きな負荷がかかると、炎症やアキレス腱断裂などの外傷を起こすことがある。また、人体中最大の腱であるにもかかわらず走行する血管が乏しく、一旦痛みが出ると難治性となりやすい。衝撃緩衝能力が低いランナー経験の少ないものが急に激しい運動や長距離を走りこむとアキレス腱炎やアキレス腱周囲炎を引き起こす。

その場合は緩衝能力が高いシューズを選んだり日常生活ではインソールでヒールを高めにするとアキレス腱は短縮位となり緩むので疼痛は軽減する。

圧縮応力(あっしゅくおうりょく)

応力とは外力に対する構造の内部に発生する内力を指す。一般的にはストレスとよばれるものであり、感覚的にセラピストが使っている力学的ストレスの意味で良い。圧縮応力は簡単に説明すると圧迫した場合の内部ストレスを指す。他にも荷重や衝撃なども圧縮応力を作り出す。骨を成長させるためには骨に対して圧縮応力が必要であり、低栄養で痩身な組織への持続的な圧縮応力は褥瘡の原因ともなる。

他にも剪断(せんだん)ストレスや伸長ストレスや摩擦ストレスなどがある。

安静時痛(あんせいじつう)

安静状態での疼痛を指す。安静時痛がある場合は力学的ストレスの如何にかかわりなく生じているので、炎症や阻血性疼痛、組織損傷、狭心症や糖尿病性壊疽などの内部疾患などがあると予想できるので、疼痛の原因を探るためにも非常に有用な情報である。また夜間痛など安静にしているつもりでも同じ姿勢を継続した場合や、重力による方の肩関節の後方牽引力などの力学的、組織学的ストレスなども隠されている場合がある。別に自発痛ともいう。

圧痛点(あっつうてん)

圧迫することで疼痛が出現するポイントを指す。圧迫によりそのポイントに疼痛が出現した場合その圧迫した組織の損傷を指す。一般的に急性期では圧痛点と損傷部位が一致することが多く、慢性期にいたると損傷部位と一致することが少ない。慢性期では疼痛部位は不明瞭で広範となることが多い。この方法で疼痛の原因を探る方法としてone finger test(ワンフィンガーテスト)がある。疼痛のクリニカルリーズニングに非常に有用である。

アライメント(あらいめんと)

アライメントとは整列や並べるという意味であり、基本的構成要素(主に骨格)における各部位の相対的位置関係を総称する用語。姿勢などの身体アライメントでは脊柱の弯曲、骨盤傾斜、肩甲骨の高さや大転子の位置、足部の変形など多くのポイントから逸脱や左右差などの異常を評価する際に役立つ概念。アライメントの変化により疼痛、パワーの発揮などのクリニカルリーズニングに役立つ。他にも運動連鎖を読み解くために必要な概念であり、重心線がどのアライメント上を通過するかなど使用用途は多い。

アンクルロッカー(あんくるろっかー)

ロッカーファンクションの一つ。アンクルロッカーは選択された筋によって制御される足関節背屈のことである。下腿三頭筋の活動によって下腿は膝関節伸展のための安定した土台となる。同時に下腿は前方へ傾き、そして脚全体も前方へ傾くことが可能となる。アンクルッカーはミッドスタンスで起こる(歩行周期の12~31%)詳しくは⇒こちら

圧潰(あっかい)

主に骨が圧迫により潰れる状態を指す。圧迫骨折はその圧潰率により楔状椎型、扁平椎型、魚椎型に分類される。

 圧潰率と脊椎圧迫骨折の種類
1楔状椎型:椎体の前縁の高さが減少する変形:A/Pが0.75未満

2扁平椎型:椎体の全体にわたって高さが減少する変形:上位または下位比べて A,C.Pの各々が20%上減少

3魚椎型:椎体の中央がへこむ変形:C/AあるいはC/Pが0.8未満(日本骨代謝学会骨粗鬆症診断基準検討委員会:原発性骨粗鬆症の診断基準.日本骨代謝学会雑誌より引用)

①定量的評価法(Quantitative Measurement:QM 法)

図 1 に示す測定を行い,C/A,C/P のいずれかが 0.8 未満,または A/P が 0.75 未満の場合を椎体骨折と判定する。

椎体の高さが全体的に減少する場合(扁平椎)には,判定椎体の上位または下位の A,C,P よりおのおのが 20%以上減少している場合を椎体骨折とする。

(原発性骨粗鬆症診断基準(1996 年度版):日本骨代謝学会誌 1997;14:219-33.)

 

②半定量的評価法(Semiquantitative Method:SQ 法)

図 2 と対照してグレード 0 から 3 までに分類し,グレード 1 以上にあてはまる場合を椎体骨折と判定する。(Genant HK, et al. J Bone Miner Res 1993;8(9):1137-48.)

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