最内肋間筋の概要
肋間筋のひとつ。肋間筋には外肋間筋、内肋間筋、最内肋間筋の3筋ある。これらの筋は隣接する肋骨の間を走行して胸壁を構成する。胸壁の運動、主に呼吸運動に関わる。
内肋間筋の内面に重なり、これとまったく同じ走行の筋束からなるが、両者の間を肋間神経が血管とともに走るので区別される。前端は肋軟骨との結合部に達せず、後端は全筋より外側になることが多い。
筋肉データ
項目 | 内容 | ||||
神経 | 神経支配:肋間神経(T1~12) | ||||
起始 | 肋骨内面の上縁(肋間神経よりも内方の部分で内肋間筋から区別される) | ||||
停止 | 肋骨内面の下縁(肋間神経よりも内方の部分で内肋間筋から区別される) | ||||
作用 | 呼気時に肋骨間を収縮し胸郭を狭める |