頭最長筋
Longissimus capitis muscle
(ロンギシィマス キャピティス マッスル)

頭最長筋の概要

腸肋筋群の内側にある最長筋群で一番上部に位置する筋であり、胸椎上部と頸椎から起始し停止部は頭蓋骨にある。主に頸椎の伸展作用を持ち、側屈や回旋にも働く。

体幹や四肢を支配する神経は脊髄から分かれたものであり脊髄神経と呼ばれ脊椎の神経孔ごとに一対ずつ神経が出ている。分類すると頸椎の間から出るものを頸神経、胸椎の間から出るものを胸神経、腰椎の間から出るものを腰神経、仙椎の仙骨孔から出るものを仙骨神経、第1尾椎と第2尾椎の間から出るものを尾骨神経と呼ぶ。

 

筋肉データ

項目 内容
神経 神経支配:脊髄神経の後枝(C2~L5)
起始 第5頸椎~第3(4または5)胸椎の横突起
停止 側頭骨の乳様突起
作用 頸部の伸展・側屈(同側)・回旋(同側)
筋体積 5.3㎤
筋線維長 7.0cm
速筋:遅筋(%) 70.0:30.0
PCSA 0.8㎠

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