肩関節は人体で最も可動域の広い関節で、その分だけ安定性を筋と靭帯に依存しています。腱板損傷・肩関節周囲炎・インピンジメントなど、鑑別の幅が広い部位です。この領域では、肩甲上腕リズムをはじめとする運動学の基礎から、可動域・筋力・特異的なテストの解釈、段階づけた運動療法までを扱っています。「どこが痛いか」ではなく「どの動きの、どの局面で痛むか」を起点に読むと、評価の道筋が立てやすくなります。
はじめに ― 肩の痛みが「難しい」理由 「肩が痛い」という訴えほど、セラピストを悩ませるものはないかもしれません。 外来…
いかり肩と、なで肩ってどんな状態?(怒り肩と撫で肩) 1)いかり肩の特徴 いかり肩では、鎖骨は挙上し肩甲骨…
前鋸筋
serratus anterior(セレイタス アンティリア)
前鋸筋の概要 肋骨の外側面から起始し肩甲骨の前面に停止する筋であり、上部と下部に分かれ下部の一部だけが表層にある。主に肩…
広背筋
latissimus dorsi(ラティスィマス ドーサイ)
広背筋の概要 背中の下部から脇の下にかけて広がる人体でもっとも面積の大きい筋であり、主に肩関節伸展・内転作用がある。この…
小胸筋
pectoralis minor(ペクトラリス マイナー)
小胸筋の概要 大胸筋の深部にある小さな筋であり、肋骨に起始し肩甲骨の烏口突起に停止する、肋骨を支点に肩甲骨下制や胸郭(肋…
小菱形筋の概要 大菱形筋の上を走行する筋で頸椎から起始する。大菱形筋とは形状だけでなく働きもほぼ同じ。主に肩甲骨内転に作…
大菱形筋
rhomboid major
(ロンボイド メイジャ)
大菱形筋の概要 僧帽筋の奥にある薄い菱形の筋であり、胸椎から起始し肩甲骨に停止する。主に肩甲骨内転がある。菱形筋の特徴と…
肩甲挙筋
levator scapulae muscle
(レヴェーター スキャプュレイ・マッスル)
肩甲挙筋の概要 頸部の後部側面に位置する深層筋で肩甲骨に停止する。僧帽筋と共に作用し、主に肩甲骨の挙上作用を持つ。肩こり…
僧帽筋
trapezius muscle
(トラピーズィァス・マッスル)
僧帽筋の概要 背中の中央から上部の表層に広がる大きな筋であり、上部線維、中部線維、下部線維に分かれそれぞれ働きが異なる。…
円回内筋
pronator teres muscle
(プロネイターテレス・マッスル)
円回内筋の概要 肘の内側から前腕の外側へ斜めに走行する筋。主に前腕を回旋させる働きがあり肘関節屈曲にも作用します。 ゴル…
烏口腕筋
coracobrachialis muscle
(コラコブレイキアリス・マッスル)
烏口腕筋の概要 肩関節の屈曲や水平内転の作用を持つが貢献度は低く主動筋の補助として働きます。 烏口腕筋の近位は上腕二頭筋…
大円筋
teres major muscle
(テレス・メジャー・マッスル)
大円筋の概要 脇の下に位置し、広背筋などと共に脇の下の後腋窩ヒダを形成します。 また広背筋を補助する働きをするため、大円…
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