筋肉話あるある
よく質問をいただく内容にこういうのがあります。
筋トレすると太くなるんですよね?
類似した内容にプロテイン飲むとゴツくなるんですよね?
これ女性から結構な頻度で聞かれます。
結果から言うとそんなにゴリゴリになることはありません。
むしろそんなに簡単にゴリゴリになることは男性でも無理です。
まずは筋肉が発達する過程を簡単に説明します
1)筋肉を鍛える
2)筋肉が微細に損傷する
3)以前よりも過剰に回復する:筋肥大(超回復)
4)これの繰り返し
筋肉が超回復で太くなるためには反復した筋トレが必要です。
この段階で既にカロリーを消費しており、さらに筋肉は基礎代謝量を増やす働きがあるので更に痩せやすい体質となります。
じゃあ筋肉を鍛えると身体は細くなるの?太くなるの?
答えから言うと運動不足で肥満体系の人は痩せます(;^ω^)
逆に高負荷の筋力トレーニングをすれば細身の人は逞しい身体つきになります('ω')
筋肉を増やす=代謝量が増える=脂肪が減少
このように痩せるには脂肪が減る必要があります。なぜなら脂肪は筋肉よりも体積が大きいからです。
筋トレしても体重が減らない
同じ体積の筋肉と脂肪を比較すると重いのは「筋肉」だと言われています。
筋肉や骨などは脂肪と比べて組織の密度が高く脂肪に比べ同じ体積なら重たいのです。
1㎤あたりの重さは脂肪が0.9007gと約0.9g
1㎤あたりの重さは筋肉が1.1g
筋肉:脂肪=1.1:0.9と筋肉が20%ほど重いことになります。
筋肉質な人の方が体重が重たいのはこれで証明できましたね。やっぱり筋肉は重たい。
筋トレダイエットの最初の間は筋肉が増えているので体重が増えたり、燃焼した脂肪の量に比べ筋量が増えて体重の変化がない時期があります。
焦ることはありません。二の腕や腹囲を測ってみましょう。スマートになっているはずです(^ω^)
体重が変わらないけど見た目はやせるの?
勿論上で書いた通り痩せて見えます。密度の話をしたのでもうわかりますね?
同じ100gの質量での体積比はどうでしょうか?
密度は質量÷体積なので当然反比例した結果となります。
脂肪 :100g÷0.9007g/cm3=111㎤
除脂肪:100g÷1.100/cm3=91㎤
⇒両者の体積比・・・ 脂肪:除脂肪 ≒ 1:0.8
次に水との比較を出してみましょう
脂肪の体積は水(H2O)の約1.1倍
筋肉の体積は水(H2O)の約0.9倍
となり1.1(脂肪)÷0.9(筋肉)=1.22
つまり筋肉と脂肪とを比べると
脂肪は筋肉よりも見かけ上は20%ほど多く見えることになります。
当然と言えばそうなのですが脂肪の体積は筋肉の1.2倍です。(2割のサイズ差ってデカいですよ)
同じ体重なら体脂肪が低い人ほどスリムになりますし、同じ体型なら体脂肪が少ない人ほど筋肉質で重たいということですね。
引き締まったボディを作りましょう(;^ω^)
イメージが沸きやすいように例をあげてみます
筋トレをして体重50kgで体脂肪率30%の人が体脂肪を20%に落とした場合、体重は同じ50kgのままだとします。
体重キープで体脂肪10%減少=脂肪5㎏が減少し筋肉5㎏ついたと考えましょう。
5㎏の脂肪と5㎏の筋肉は体積比1.22倍違うので、水1.1リットル分の体積が減ったことになります。
牛乳の1リットルとコップに半分程度の量が体から減ると思ったら凄い痩せてますよね
どうでしたか?ここまでよんでいただきありがとうございます。
ぜひ筋トレして引き締まったスリムな体型を作りましょう(;^ω^)